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若き鍼灸師の皆さんへ

鍼灸こそプライマリーケアーの最前線に立てる医療です。

私はそれを世間にアピールするために、自分の治療院でその実績を積んで来ました。長い時間はかかりましたがサンプル的鍼灸院は創れたと思います。今当院で繰り広げられている患者さんと私達とのやりとりは、まさにプライマリーケアーそのものです。これからこのホームページを使って、プライマリーケアー鍼灸院でどんなことが出来るのかを紹介し、若き鍼灸師さん達に夢を語っていきたいと思います。

鍼灸師が鍼灸から逃げてどうする?

私が鍼灸の世界に入ってから30年の間に鍼灸大学が複数開学し、保険利用の地域格差が減りました。鍼灸に関する学術研究が進み、勘と術の世界から学と技の世界に変化してきました。志高い関係者の努力によって着実に鍼灸は進歩しながら新しい時代の医学に変容する歩みを続けてきました。

しかし、ここまで来ていながら開業鍼灸師のレベルが上がって、鍼灸に対する社会の認識を変えていくところまで来ていません。鍼灸師は食べていくために接骨、整体、美容や介護、リラクゼーションに軸足を移しています。皆さんもこの先どうやっていけばいいのか答えを探していることでしょう。

鍼灸師に必要な能力

鍼灸師が自信を持って鍼灸をやって行くのに必要な情報や訓練が不足しているのです。それが何なのか具体的に分かっていらしたのが故代田文彦医師でした。先生の指摘と教えは的を射ておりシンプルでした。

  1. 患者さんを総合的に診られるようになること
  2. 鍼灸で治せない疾患を鑑別できるようになること
  3. 適した治療法を選択して施せるようになること
  4. 患者さんに生活指導が出来るようになること

この目標に基づいて鍼灸師の卒後教育を昭和51年から平成14年まで玉川病院と東京女子医大で実践され、約90名の鍼灸師に学ぶチャンスを与えて下さいました。私も研修後様々な経験を経て現在に至ります。今一息理想的な状態には至っていませんが、少なくとも軸は崩さずに鍼灸臨床を続けて、2代目の教育に着手するところまではこぎ着けました。

ところで、上記目標の1から3までは医療現場での研修が欠かせません。日本の鍼灸師にこうした研修の場がほとんど与えられていないことが問題の本質です。私たちが玉川病院であれだけの勉強を許された舞台裏がどうなっていたのかを私は知りません。だから、どうやってその研修の場を増やせばいいのかを論じることは出来ませんが、研修の経験者として学ぶ機会が与えられれば鍼灸で地域の役に立つ事が出来る様になることを語ることは出来ます。

私の恩返し第一弾はそうした情報を若き鍼灸師に伝えることだと思っています。

そしてこのホームページとブログがその舞台です。

熱き思い

私の玉川時代の先輩、似田敦(にただ あつし)先生は平成18年から学ばれたことを惜しみなくブログで開陳されています。私も治療に困ると似田先生のブログを見て勉強させてもらいます。後輩として、熱い思いで頑張っている先輩の後押しをしたいと思いながら時が過ぎてしまいました。先日代田先生の13回忌の墓参でお会いした際、似田先生から「俺たちはこのままでいいのか」と檄を飛ばされました。

いよいよこれまで蓄えた物を放出する時期に来たようです。頑張ります。

このホームページの読み方

鍼灸院のブログに紹介してある症例には、「新米鍼灸師のための極意講座」を書き加えて治療者目線での解説をしてあります。一通り過去の症例について書き終えたら新たな症例を追加していく予定です。私の解説は診断と治療の概論が主になります。治療各論については似田先生のブログを参照されることをお薦めします。

これまで発表してきた論文や講演資料もPDFファイルにしてリンクしてあります。プリントアウトしてじっくり勉強して下さい。

MPS研究会のトピックスを随時紹介していく予定でいますが、研究会の議論レベルが高度で展開も早く思うように咀嚼した内容を紹介する形が取れていません。向学心旺盛な方は入会をお勧めします。年会費に比べて有益情報を得られる割合はダントツです。

JMPS筋膜性疼痛症候群研究会のホームページ

恩返し第二弾として開業をめざす人、開業間もない人向けのブログを現在準備中です。ご期待下さい。


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