急にお腹が痛くなりトイレに駆け込んでもまともな排便が無く、トロッとした便汁がトイレの水に浮かびお腹がスッキリしない。そんな事が頻回に繰り返されるのを渋り腹と言います。大腸に炎症が起きているときの症状です。
炎症が起きる原因にはけっこう重い病気が関係するのですが、そうした病気でなければ自律神経の失調やストレスが原因となります。いわゆる腸が過敏になった状態です。症状があまりに激しいときは胃腸科を受診する必要がありますが、急場を凌ぐにはお灸が効くことがあります。
これまで自己体験で効果を実感できたのは漏谷(ろうこく)と裏内庭(うらないてい)です。
漏谷は内くるぶしの上に手の幅2つ分上で、スネの骨の際にとります。その周辺を押してみて便意が治まったり、お腹が楽になる場所があればそこを取ります。
裏内庭は足の裏、第2指の付け根に取ります。
お灸をすえても熱く感じなければ、そこが反応の出ているツボになります。熱さが通るまですえ続けて下さい。
一つ目のお灸が終わったら、同じ処にもう一つ。これを熱さがツーンとしみていく感じがするまで繰り返します。そうすることで、お腹の辛さが減り治りが早くなります。
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5月 | 五十肩 | 11月 | 渋り腹 |
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